2/26のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 94)
ウクライナでは兵士と民間人会わせて4万人以上が死に、ロシアの
方の兵士の死者は10万単位だと言われ、死ななくても、重傷を負い
手足を失ったり脳機能障害になった人はそれの数倍いるはずだ。
ガザ地区ではパレスチナ人の死者が3万になろうとしてて、イスラ
エルはまだまだ攻撃を止めるつもりはないようだ。
戦争が続けばその犠牲者の数はいくらでも増え続けるわけで、戦場
でその命の危機にある人々は早く戦争が終わることを願ってるに違
いないのに、まだまだやるんだ、って勇ましいのはたいてい、自分
は安全な場所にいるのに人々を戦場で戦わせることに精を出してる
双方の大統領や首相などといったリーダーたちなのだ。
それに、同じく、戦いの正当性にへ理屈をつけて、この戦争をやめ
ることは、例えば、国際ルールを無視して軍事侵攻したロシアに妥
協する悪例を作ることになる、などと、これまた自分は安全な場所
にいる政治や軍事評論家などなのだ。
ロシアのプ−チン大統領もウクライナのゼレンスキー大統領も、イ
スラエルのネタニヤフ首相もハマス指導者も、自分の方の正義を信
じて勝利するまで戦いはやめない、って言ってるのも同じパターン
でなんで、それに巻き込まれて、やめたくても戦争の渦中から逃げ
られない民間人たちは地獄の日々だろう。
だいたい、同じ人間が殺しあってる現象を異常なことと感じない者
は脳に欠陥があるとしか考えられないとこだろうに、戦争中の双方
のリーダーはその当人だ。
例えば、ロシアに妥協して戦争を終わらせたらウクライナ人たちは
ロシア人に殺される、などと言った恐怖心は、かつて、日本人が米
国人に殺されるから降伏はだめだ、って言ってたのと似てて、戦争
終結のための和平交渉は腹を割って双方にあるはずの理性を信じ、
相互が妥協をしても、一番大事な双方の国民の安全な生活保障を組
み入れることは必ずできるはずなのだ。
とにかく馬鹿げた戦争は終わりにさせるのが理性ある人間の仕事の
はずなのだから、あらゆる政治家はそれに全精力を注ぎ込むべきで、
特に世界に影響力を持つ米国大統領などはそれを先導すべきだし、
戦争放棄を謳った平和憲法を持つ日本の首相だって、率先してそれ
をするべきなのに、岸田首相は西側の正義をウのみにした戦争同調
の国防政策に励んでればいいわけはないなのだ。
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