9/25のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 72)
相変わらず、ゼレンスキ−大統領はこの戦争が民主主義を守る大事な
ものだ、って演説してはより高性能の兵器類の提供を求め、それに反
対できない西側諸国のリーダーからそれの供与を受けて、F16戦闘機
に続き、この度は長距離ミサイルのそれもされるらしい。
中国やインドやアフリカ諸国などは、西側の軍事支援が戦争をエスカ
レートさせ犠牲を拡大させてる原因だ、と言うロシアの主張に一部共
感して、即時停戦と話し合いを主張してるんで、西側よりも東と南側
諸国の方が和平協議優先してる点でまともではないか。
もちろん、そういった国々はロシアからのなんらかの利害関係があっ
て批判して国交を断絶されたくない思惑もあるのだろうけど、たとえ
ば平和を愛する地球外生物からの第三者の立場を想像して見たとして、
国土の奪い合いで殺しあってるのを、話し合いで解決した方がいい、
って意見と、一方が正しいのだからそっちが勝つまで続けるのがいい、
って意見とどっちがまともか、だ。
勝つまで戦い続ける、って言ってるのはゼレンスキー大統領の方で、
プ−チン大統領の方も同じことを言ってるんだけど、戦争を長引かせ
たくないのに、それをしてるのは相手側だ、って強調してるのだ。
ゼレンスキー大統領は、祖国の一部を奪われたらそれを取りかえす戦
いは当然のことだ、って主張して、プ−チン大統領は、ウクライナは
ロシアとまったく別の国ということは言えなくて、ロシア語を使う住
民も多くいる地域でウクライナ語住民から迫害の報告があったので、
それからロシア語住民を解放させるための軍事行動だった、って主張
してるのだから、その認識の根拠になる情報の事実関係を双方で検証
するなどの協議をする試みが、軍事侵攻に即反撃し、その継続をする
しかない、って結論する前にあってよかったんではないのか。
もちろん協議の結果、力で奪うだけの相手だ、って結論になるかもし
れないにしても、相互のその認識を深めて行けば、ウクライナの一部
をロシアに譲渡しても問題ない、って結論になるかもしれないのだし、
いつまで続くかわからない殺しあいの悲劇を終結する、ってことでは
双方が多少の妥協をするべきだろう。
現実的な殺しあいに一方の正義を主張するのは、たいてい、自分の命
の危険のない呑気な人々であって、政治家は戦争終結のために精力を
尽すのが最優先の仕事であり呑気な人になっちゃだめなのだ。
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