8/8のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 13)
短期で決着をつけるつもりだったプ−チン大統領も、ゼレンスキー大統領
の西側諸国への雄弁な武器支援要請とそれに応える武器支援で予想以上の
強気の反撃に遭い、いいのか悪いのか長期化の兆しで、それでも、双方は
自国の勝利で終わらせるつもりのようで、ゼレンスキ−大統領の方は年内
ぐらいにロシアを完全撤退させたいようだけど、それは希望的観測、って
もんで、国内の武器だけでは劣勢なんで西側の援助を頼りにしてるウクラ
イナ、要請の規模に届かない援助武器数で苦戦して、東部や南部をロシア
に占領されつつあるのを、力づくで奪還するのは無謀すぎないか。
戦争は双方が自国の勝利を妄信して、敗北を認めることができないために
どうしても長引いてしまうわけで、一旦始まった戦争を当事者同士が止め
るのが難しいのだ。
当事者でも双方のリーダーは安全な場所で自分の命を保全しつつ勝利に賭
けをしてるようなもんで、負けた時はその時、うまくすれば勝てるかもし
れないなら、戦争継続しといて損はない、ってどっかで思ってるのだ。
その戦争を継続してる間に双方の兵士や一般人は自分の意志と無関係に命
をいつ失うかもわからないし、実際に身内や仲間の命が失われることも毎
日あるわけで、戦争の現場からはできるだけ逃げるのがいいのだ。
双方の兵士が敵同士になる状況を作ったのは、その兵士や戦場の市民たち
じゃなくて、人々の命の犠牲についてさほど気にとめない無責任なリーダ
ーたちがしでかしたことなのだ。
当事者のリーダーたちはそういうわけで止める動機を持ってないのだから、
人々の命の犠牲を止める目的だけを一番に、西も東も志しのある政治家だ
ったらもっと、本気で戦争終結の仲裁に励むはずなのだ。
とにかくどんな戦争でも、戦争は相互の殺し合いなのだから、即止めるの
が一番いいのであって、国同士の土地占有権やら利益の配分などは、その
後第三者を交えゆっくり話し合えばいいのだ。
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