10/24のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 24)
西側から供給され続けてる近代兵器の効果もあってロシアの占領地区へも
ウクライナの攻撃は優勢のようで、一方、ロシア側はイランなどからドロ
ーンなどの供給を受けてるもののそろそろ兵器も乏しくなって来たらしく、
旧式の銃などで武装させた経験の浅い若者も徴収させて人海戦術を進めた
り発電所にミサイル攻撃して、ウクライナ国民に冬の氷点下の寒さに凍え
させる作戦を始めたらしい。
戦争を継続させれば、双方の国民の命を奪い合うことになるのだから、ロ
シアだけでなくウクライナだってその判断は国民にとって幸せなもんじゃ
ないことは明らかなのに、なぜ双方の大統領は徹底抗戦を主張するのか、
って言えば、それをしてもまず第一に自分の命に危険がおよぶことはない、
って思いと、自国の行動の正当性についての物語を自分に信じ込ませてる
せいなので、ウクライナ側のゼレンスキー大統領の方は国連憲章や西側の
支持でそうなのだし、ロシア側のプーチン大統領の方は、西側が仕切る国
連規則に縛られる義務は感じてない上、ウクライナ側がNATOに加わるこ
とはロシアからのウクライナ独立時の約束違反だ、って言い分もあるわけ
で、社会主義を信じるプ−チン大統領から見て、自由主義国の自分らを見
る目のごう慢さを怒ってるわけだし、米国のイラク攻撃などもあり西側の
侵略政策の歴史も終わったとは信じられないのだろう。
とにかく、双方が双方を力いっぱいに敵視し合ってることで戦争が継続し
てるわけなのだから、その敵視の根拠についておたがいに冷静に検証し合
うようなことができれば戦争終結は可能なのだ。
そんなことは無理だ、って言い張ってる双方の大統領はその自己正当化の
物語に熱くなってる神経症患者のようなもんで、双方の主張を双方の支持
者が敵視をよけいに強化するから戦争終結が遠のくのだ。
爆撃で死んだり冬の寒さで凍え死ぬ母子のような状況を、自国民のそれは
避けたいと思い、敵国のそれはなんとも思わない、としたら、もう精神の
どっかが壊れてしまっているのだ。
もし、自分の母親や子どもには、そんな目に遭わせたくない、って本気で
感じるなら、敵国の母子も同じ思いでいる人が存在してることを忘れては
いけないのだ。
双方が祖国祖国のためそれを守るため、って言って戦ってるんだけど、国
は人々の命の集合であって、国境線の位置が重要なのではないのだ。
もし、幸せに暮らせるならどっちの国になっても大した問題じゃないはず
で、今や世界中の多くの人々が生活する国を変えたりしてるのだし。
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