8/30のしゅちょう 文は田島薫
(テロ撲滅の方法、について)
タリバンのアフガニスタン制覇から、身の危険を察して脱出する人々の
集まる空港でIS(イスラム国)支部によるテロが起き米兵12人が死んだ
ことで、米国バイデン大統領は、報復をする、って軽々しく宣言し無人
機による空爆をし、一度めは幹部を殺害、2度目は爆発物を積んだISの
車両を爆破した、って言ってるんだけど、2度目のそれがあった場所は
住宅街で子どもを含む一家9人が巻き添えで死亡との地元の情報。
米国(やイスラエルも)は自国民の犠牲にはひどく敏感に反応しては、
いつも当然の権利のように報復攻撃をするんだけど、元々の反米テロの
原因を作ったのは、米国が大きな顔をしてサウジアラビアなどに軍隊を
駐留させたことで、9.11の同時多発テロの後も、アフガンやイラクへの
100倍返しの報復爆撃がますます報復の連鎖を作った事実があるのだし、
テロに対しては、元々の原因は自分らにあるんだ、って謙虚に受け止め
て、なんとか、そういった抵抗勢力には和解を求めるのがいいのだ。
空港での犠牲者は米兵よりタリバンらの方が10倍も多いのだから、それ
への対処については、タリバンがこれから国を治める意志を持ってるの
なら、タリバンとも過去の攻撃に詫びを入れるなりしてから協力しあっ
て、国内での違法な武力行動は取り締まるという原則で平和な国作りを
支援することにして理性的に対処して行くことを提案したらいいのだ。
タリバンが女性差別的な政策をしてたとしても元々、アフガニスタンの
政権だったのだし、イスラム教の教えを忠実に守って行こう、って考え
る国を他宗教の他国が批判することもできないのだし、わが国も含めた
過去の歴史を考えれば徐々に民主化も望めるはずなのだから、ハナから
悪の集団と決めつけずに、世界との関わりの中で経済的にも発展して行
きたいはずのタリバン政権に、敵視政策の中止や経済支援などの条件と
して、あらゆる立場の人々への命の保証などの寛容な処遇を求めるよう
な和解交渉を各国協力してやるのがいいのだ。