6/7のしゅちょう
            文は田島薫

(医者とのつきあい方、について)


私は同世代の友人たちに比べれば健康度が高いんじゃないか、って思うのは、

周囲の友人たちのほぼ全員が何かの病気を経験して、入院したり手術受けた

り薬を飲み続けてたりしてるのに、そういうのはほぼゼロだからだ。

もっとも、自治体でやってる無料の定期検診さえ一度も受けたことがないん

で本当は重大な病気にかかっているのを私自身が気がついてないだけ、って

可能性もないことはないのだけど。

ほとんど医者にかかったことがない、って公称してる私も歯医者さんには子

どもの時からお世話になってるし、近年は、蓄膿症や痛風や皮膚炎の疑いで

短期間通院したことはあるんで、正確には言い過ぎなんだけど、とりあえず、

なるべく医者にはかからないような生活をしよう、って心がけてるんで、命

にかかわるほどの危険度は今のところ感じてない。

毎日、バランスのいい食生活と運動を習慣にしてるし、深呼吸や腹部指圧や、

足首マッサージやストレッチ、とにかく体にいい、って聞くものはどんどん

取り入れて、やってるもんで、1日のうちの何時間もそれに費やしてる感じ

なんだけど、それが気楽なヒマつぶしみたいなリズムで習慣化しちゃってる

んで、全く苦にはならないのだ。

体調があまりよくなくてなんだか疲れがたまってる感じの時もあるんだけど、

一般にばりばり働いてる人ならば、働き過ぎのストレスや不規則な食生活や

睡眠不足、などの原因によることが多いのに、私の場合はそういったことは

ほぼない生活なもんで、多分老化によるんだろう、って判断して、老化は血

流不良がほぼいつも原因なんで、私は休むより、少ししんどい気がしても、

いつもの体操やスクワットをやると、ほぼいつも体調は回復する。

なわけで、重大な体調不良で医者にかかる機会はないんだけど、先日、わが

家にいついたねこさんが突然食べ物を受けつけなくなった時も、食べ過ぎの

消化不良によるんだろうと勝手に解釈してツボのマッサージなんかしてやっ

たんだけど、自分の体だったら、それが効いて回復に向ってるかどうかの感

覚はわかるんだけど、外で飼ってる地域ねこさんがわが家で与えた食物の他

に何か食ったかどうかもわからないし、ねこさん当人がどんな感覚でいるの

かもしゃべってくれないし、医者に看てもらった方がいいか、ってことにし

たんだけど、で結果は、多分地面に置かれたかした食物を食ってばい菌が胃

に入ったらしい、ってことで抗生物質の注射で翌日には回復した。

こういう、緊急な時に医者に看てもらうのは仕方ないとして、日常的に体調

がわるい時は、体になんらかの病気の気配があるんだから、日常的にその療

養になる生活をしてるかどうかを検討して、だめならその生活習慣を改善す

ることから始めるのがいいんで、安易に医者にかかって安易に出された薬を

飲めばいい、って考えは命を縮めるだけなのだ。


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