●新連載
よよいのよん 文はよん
庭の未来
庭に遊びに来る常連の女の子の一人が
「おばちゃんはいつまで生きるの?」
突然の質問に
「わかんないな〜いつまでかしらねぇ〜」
どうもこの庭の行く末を心配しているらしい…が深い意味はないみ
たい…その子がそう言っていたと言うと、夫はあと五十年って言え
ば良かった、だの、弱ってきたからあと二、三年、て言えばよかっ
た、と言った。しかしわかんないなぁ…
この庭の行く末、私たちがいなくなったら住宅街の小さな緩衝地に
するのもいいんじゃないかな?なんて話し合った事があった。人口
が減り土地とか家が余って受け継がれていく世の中ではなくなるん
じゃないか、などと思ったりする。
年末に諸行無常…予想できない世界だ、未来のオトナたちの幸せを
思いつつ。