12/20のしゅちょう
            文は田島薫

(コミュニケーションの基礎、について)


世の中で人々に人間関係の悩み、ってものがけっこう多いようなのは、きっ

とだれでも他人と気持のいい関係でありたい、って感じてるのに思い通りに

行かないことが多いせいだろう、って当たり前なこと言っておしまいにした

らそれこそ無意味な駄文を披露しただけになっちゃうので、じゃ、なぜ、人

はなかなか思い通りの関係を結べないんだろう、って一歩考えを進めてみる

と、それは人々はそれぞれ同じじゃないんで、感覚も考えも生活習慣も違う

人間同士がそれぞれ自分の感覚や考えと違う、ってことで不快に思ったりす

ることが多いせいだろう、ってまた当たり前のことを言っておしまいにした

ら同様に駄文で終わりになるんで、またもう一歩進めてみると。

っていうふうにずっとやってもついに最後まで当たり前な駄文に終わるかも

しれないけど、かまわず続けてみることにして。

問題は、その当たり前なことを自分の意に沿わないから拒否したり、相手を

非難しただけで、じぶんが相手にどう感じられてるかについて、無関心だっ

たり、じぶんの感じ方が一番正当なものだって思い込んでるせいかもしれな

いわけで、それに気がついたら、じぶんと違う相手の立場や気持を想像して

その違いを容認することが大事になるはずだ。

もし、それができたら、なにも考えもせずに、そばに居るだけで不快なやつ

だ、って決めつけたり、かかありあえばあうほど憎悪を増したり、ってこと

が少なくなり、じぶんが不快に感じる理由を冷静に考えてみたり、相手にじ

ぶんの感想を正直に伝えて、相手のそれに対する反応やその問題の言動やら

がどういう理由で行われるのかを相手にも話してもらえたら、それをよく聞

いて考えることを習慣にすれば、多分相手に対する印象も変わって来るはず

だろう。

そして充分そういう努力をしても好きになれないなら、無理につき合う必要

はお互いにないだろうけど、相手の立場や感じ方に悪意がなくてただの違い

だって気づいたなら憎悪のようなものは消えるだろうし、あまり気が合わな

いと思ってつきあってるうちになんだか相手のいいところを発見して、見直

したりすることもあるかもしれないのだから、気を張り過ぎずに寛容さと謙

虚さをもって人付き合いをしてたら知らずに楽しくなるかもしれない。

結論としては、じぶんのことをあまり誇大評価せずに人ってものはじぶんも

だれでも不完全なものでそれぞれの環境や都合で生きてれば感覚や考えが違

うのが当たり前と思って、その違いを楽しむ、ってことがいいのだ。


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