12/23のしゅちょう
            文は田島薫

(些細なことから大事、ってことについて)


われわれだれでも日常生活を送る間に、人づきあいやら健康管理やら安全管理

やら諸々について先達などから、あ〜した方がよい、こ〜した方がよい、って

なことを言われ続けてると思うんだけど、それを採用するかどうかは、言われ

た人それぞれの裁量で決る、ってことになり中には、そ〜かな〜?とか、ど〜

でもい〜んじゃないか〜?って感じられるものも多々あるんで、けっこう大事

な事実を知らないままで不幸な状況になる人もいそうなのだ。

先日のテレビで、重度のめまいが続いてて何年も支えなしで立っていられない

中年女性が出てて、医者からの、水をもっと飲みなさい、ってだけのアドバイ

スを受けて実行した結果、間もなく支えなしに歩けるようになった。

そのもっと以前のテレビでは、認知症の男性に飲み物を時間ごとによく与えた

ら、その症状が改善して受応えが正常になった。

水をよく飲んだ方がよい(量の限度はあるけど)、ってことはふだんから色々

な場所で言われてる健康管理法なのに、私なんかも、忙しくなにかに没頭して

たりする時とか外出時などついそれを忘れ勝ちなんだけど、これは私自身も昔

からそれを多少認識してて、脳硬塞気味の親父に亡くなる2年ほど前から、水

分補給をもっと多く、と勧めてたのに頻尿を理由に聞いてもらえなかったのを

そのまま無策でいたのを今少し悔やむわけで。当時たまたま遊びに来てた親父

と同年令のいとこも、なんだか時々頭がほわっとする、って言った時、私はそ

れだと脳硬塞の気があるから水をよく飲んだ方がいいですよ、ってアドバイス

したんだけど、それから10年、亡くなった、って知らせは受けてないんで、叔

父さんは多分素直に水を飲んでるんじゃないか、って思うのだ。

水を飲めばどんな病気もたちどころに治る、ってわけじゃないだろうけど、人

体は滞りない血流によって健康が維持されてる、って事実を思えば、流れにく

い血液はとりあえず薄めてやるのがいい、ってわかるはずなのだ。

あまりに単純なことだと、却って、灯台元暗し、ってこともよくあることで、

命にかかわるようなテーマに関しては、注意深く実行するのがいいのだ。

これは水に限らず、部屋の換気についてもそうだし、なんだか気持ちわるいな、

ってのをほっとかないで窓を開けてみるのも、血に酸素を供給できる事実だし、

いつもの道を渡る時に、いつもと同じスピードで車が来るとは限らない、って

事実を忘れないで左右確認することとか、会った人のだれもがブラックジョー

クを受け入れるとは限らない、って事実を忘れないこととか、発ガン性を指摘

されてる食品添加物はいくら有名食品メーカーや厚生省などが安全を保証して

ても、極力食うのを避けるとか、その他もろもろ各自で確認がお勧め。


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