5/29のしゅちょう 文は田島薫
(自民党のキャンペーンに騙される人々について 2)
また、北朝鮮が日本海にミサイル打ち込んだ、ってテレビや新聞はトップニュース扱いだし、
安倍首相や菅幹事長などは、強い口調でそれを非難して北朝鮮の危険性を強調し、米国と共
に具体的な行動に出る、とかなんとか物騒な事を軽々しく言っている。
それを聞いた国民の中には、そのまま素直に、北朝鮮に強い経済制裁や軍事的圧力を加える
のも仕方ないと考える者もいるとするとそのこと自体が危険なことなのだ。
観覧者に主婦を集めたきょうのテレビのワイドショーのようなもんに、コメンテータを並ば
せて感想を言わせてるの見てると、ひとりぐらいは北朝鮮の立場を考慮した冷静な意見を言
う者がいたっていいはずなのに、異口同音にその危機感を強調し政府のキャンペーンにすっ
かり飲まれてる模様なのだ。
主婦が政治的関心を持ってそういった場にいることは悪いことじゃないはずなんだけど、識
者であるべきコメンテータさえもがそういった体でいる中に参加したら、反対の発想が持て
ない宗教団体の集まりにとけ込んじゃったようなもんで益より害ばかりなのだ。もしそんな
風潮の番組ばっかりになって来たらそれこそ戦時中の国民総動員のようなことになるわけで、
そんなんだったら、私にはそんなこと関係ない、って言って芸能人のスキャンダルやお笑い
観て笑ってた方が世界平和のためだし、こういったバカ番組は批判か無視がいいのだ。
安倍自民党は米国軍事産業の企みと同調して、国内のそれも発展させることが、とりあえず
経済成長になる、って考えているのだし、そのためには、テロやら北朝鮮など、国民に色々
な危機感を煽って、軍事行動も正当化しようとしてるようにしか見えないのだ。
日米軍事同盟強化もそのためだし、戦時に国民の自由意見を縛って統制支配する法が必要、
というわけで、特定秘密保護法やら共謀罪法も次々と整備し、緊急時には首相独裁権も、っ
てことになり、そうなったら、もう国民は黙ることしかできなくなるのだ。
北朝鮮の独裁を批判してたはずのわが国が独裁の国になり、戦争を否定した平和憲法も骨抜
きになり気軽に戦争を仕掛ける国になってもいいんだろうか、わが美しい国。
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