2/27のしゅちょう
            文は田島薫

(健康の問題、について


世の中、われわれの周りには色々な重要そうな問題が存在してる、ってだれしもが感じてる

のかもしれないんだけど、それらの大抵のことは個人の力だけじゃどうにもなりそうもない

ことが多いわけで、ま、なりゆきで呑気にやるのがいい、って考えにも一理ある。

色んなことに心配ばかりしてたらストレスになってそれこそ健康にも悪いはずで。

そうは言ってもなにも考えずにぼーっと生活してたら、物理的にはけっこう危険があるわけ

だから、ある程度考えて生活する方がいいはずで、じゃ、大事なことから少し考えてみるか、

って時、内外の政治について、ってことも大事なんだけど、健康第一、ってぐらいで、個人

にとってはそれがとりあえず大事な基本、ってことになるだろう。だってどんな立派な考え

があったって体が弱くて寝てるだけ、ってことになれば力は発揮できにくいだろうし。

本気で健康のことを考えた方がいいに決まってるんだけど、それを徹底的にやってる人があ

るかと思えば、テキトーで大丈夫、ってたかくくってる人も多いわけで。

若い時はけっこう乱暴な生活しててもなんとか体の免疫力などでフォローして大事に至らな

いで済むんだけど、50才も過ぎるとそれが効かなくなって、生活習慣の弊害がもろに出始め

るのだ、とある生理学者が言っていた。

なんとか病気にならないでいるうちはそれほど健康について考えない人も一旦病気になると

それを意識せざるおえないわけで、その治療方針だとか自分の食事バランス方針などをきち

んと見つけた人はとりあえず安心なんだけど、その意識に至らないで、ただ医者や薬だけに

頼ってる人だったら、出口の見えない病気とずっとつき合うことになるはずだ。

なんらかの病気と診断された人はそれでも、自覚を持てるだけいいのであって、それがなく

て自分を健康と過信して乱暴な食生活してる人は、ある日晴天の霹靂のように、後のない重

病を診断されてしまうことだってよくあるのだ。

だから私の場合は、自分でできる限り、食のバランスやら安全性に気をつけてるんだけど、

テレビで、タレントが料理やレストランの食事なんかをしてるのを見るたびに、おいおい、

それじゃ野菜が全然取れてないだろ、とか、キャベツ洗ってないよな、とか、あの油は怪し

いぞ、とか、ほらマーガリンとかショートニングとか気楽に使った菓子をそんなに沢山食っ

ちゃ危ないぞ、とかいちいち気になるもんで、うるせーやつだ、って言われることも多い。

ま、これは私のおせっかいもあるんで、さほどの毒が市販されてるわけがないだろ、って

気にしないで、先で病気になるかならないかの博打する、ってのもいいんだけど。もっとも、

私の方も健康に気をつけてるつもりでも、酒も飲むし医者の検診の危険性も感じてるせいで

何十年来全然それを受けてないもんで、こっちも博打は博打なんだけど。




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