思いつくまま、気の向くまま 文と写真は上一朝(しゃんかずとも)
シャンせんせいのガンリキエッセー。
強気に見えるシャンせんせいにも愁える季節がありました。
愁い
行楽の秋みのりの秋といって、秋は一年中でいちばんすごしやすい季節といわれるが、
秋も木の葉が落ちるころになるとものさびしくなる。ものさびしくなるとよけいな事を
考えるようになる。
秋の字の下に心を書いて「うれ」い、と読む。そう、秋は愁いに浸らなくてはならない。
ココア通信に毎週記事を書くのもつらいときがある。一生懸命書いてもどうせ読んでも
らえていないのだと自棄になるときもある。ココ通のようなものが世の中に何千何万あ
るか知らないがその中のひとつを読んでもらうということは大変なことだ。
送りっ放しと書いて「放送」と読む業界が、視聴率を気にするのもうなずける。
自分のブログが注目されないことに憤り、これなら世間も注目するだろうと爆死したお
じさんがいた。注目される記事を書くには爆死するほかはないのだろうか、と己の発想
の貧しさを愁えながら書くココア通信。ここにも秋があった。