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2015年4月13日(月) 連載・おもしろい映画が見たい(18)


「バードマン」っていう映画を見てきた。2015年のアカデミー賞で作品賞を含め4部門

を受賞、映画評論サイトでも四つ星(五つ星が最高)をつけた所が多かったので行った。

しかし、がっかり映画だった。主役はあのかつてのスーパヒーロー映画「バットマン」

の主役俳優と言うのだが、こっちは「バットマン」を見てないので「あぁそうなの」っ

てだけ。

今は鳴かず飛ばずだが、かつて20数年前に「バードマン」と言うヒーロー映画で一躍

超有名だった役者が主人公。初老になった今、自腹を切ってブロードウェーの舞台に主

演、脚本、演出で勝負をかけたのだが。

「バードマン」と「バットマン」でかけてる辺りで、コメディー仕立ての匂いがするが、

半ば過ぎまで笑いのない進行だった。

前半にやたら超現実映像が出てきて、なんだこりゃと引きまくる。これも、「バットマ

ン」をよく知るアメリカ人にはニヤニヤする内容なのだろう。

とにかく、出だしからからいきなり理解不能な内容を見せられて「すぐ帰ろうかな」と

マジで思った。

我慢して見ていると、普通の映画と少し違う絵面に気がついた。画面を切り替えづ、手

持ちカメラでずっと役者たちを追う、いわゆる長回しを頻繁にやっていた。役者も恐ろ

しいほどの長ゼリフを休む事なく、機関銃の打ち合いのように速いリズムで交互に発射

した。

映画だが、観客が舞台を見ている様に作ったのかもしれないが全然面白くない。

有名映画「バットマン」を見てない日本人には、面白さの分からない映画だったのかも

知れない。

薬物の矯正施設を出て来たばかりの、娘役サムの目が異常に大きいのに驚いた。それ以

上のインパクトはこの映画に無かった。


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