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2014年4月28日(月)  連載・やっぱり春はアート鑑賞だな(9)


渋沢栄一は日本資本主義の父と言われる、埼玉県出身である。

栄一の孫、渋沢敬三が収集した「民具」の展示企画展を大宮にある県立歴史と民俗博物館で

見てきた。ちなみに、「民具」は敬三が造った言葉だという。

渋沢家に関心があるのは母の父親つまり、母方のおじいさんが戦前に渋沢敬三家の執事をし

ていたからである。小学校低学年の頃に、母と三田にあった渋沢家の屋敷に行き、書斎で当

主敬三に会った記憶がある。

渋沢家もいろいろあり、栄一の跡を継いで当主になったのは孫の敬三である。彼は終戦の直

前直後に日銀総裁や大蔵大臣をやり、公職追放解除の後KDDの社長などを歴任している。

渋沢家は戦前、栄一の手腕で多くの企業を経営し渋沢財閥を形成していた。しかし戦後の財

閥解体や莫大な財産税により、広大な屋敷など多くの財産を失った。

塩天丼というのがあるというので、高校時代の級友三人で食べに行った。

浦和駅西口から七、八分のとこにある、カウンターのみの小さな店は創業十三年だという。

チョッと塩けが強い感じもしたが、カラッと上がっていておいしかった。

その後、近くのファミレスで甘い物とコーヒーでおしゃべり。やはり話題は健康問題と義父

母を含め親の事が多かった。

甘い物の写真を食べる前に撮ろうと思っていたのにすっかり忘れ、食べかけの写真になつた。

物忘れが多い、いかんな〜。






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