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2014年10月27日(月) 連載・進撃のレッズ (15)
誰かが走ってくる。表通りの方から路地を通って、小走りに走ってくる… 宮部みゆきの
ミステリー時代小説「ぼんくら」の冒頭である。
テレビドラマとりわけ続き物はほとんど見ないのだが、原作が宮部みゆきと藤沢周平の
場合に限っては見る。
NHKで毎週木曜日にやってる連続ドラマ「ぼんくら」は先週3回目を終了したが、や
はり宮部みゆきはおもしろい。
彼女の小説は面白いだけでなく読みやすいのでたくさん読んだが、その殆どの内容を忘
れた。この「ぼんくら」も読んだような気がしていたが、テレビドラマの第1回目を見
て全然思い出せなかった、読んでいないと思いたい。
話の先がすごく気になり、文庫本を買ってしまった。このテレビドラマの内容は殆ど原
作に沿っているので、安心して鑑賞できそうだ。
進撃の浦和レッズが足踏みをしている。きのうのアウェー鹿島戦を1-1で引き分けてしま
い、2位にくっついているガンバが勝ったから勝ち点差が3に縮まった。オマケに得失点
差はレッズ22でガンバは24、つまり次の試合で1位と2位の入れ替えの可能性が出てきて
しまった。しかし、3位から5位にピタリと付いていたチームは負けて優勝争いから脱落
した。
あと4試合、次の次の試合がガンバとの直接対決だ。まぁコレがいわゆる天王山だ、こ
の勝敗で今年度のリーグ優勝はほぼ決まる。頑張れレッズ。
尊敬する、前衛アーティスト赤瀬川原平が10月26日早朝に病気で亡くなった。明日から、
千葉市美術館で開かれる「赤瀬川原平の芸術言論展」に行こうと思い楽しみにしていた
ので驚いている。この言論展は、突然彼を追悼するイベントになってしまった。
彼の経歴を見れば見るほど凄い人だが、他と違うのは周辺がいつもユーモアにあふれて
いる感じがした。頭の中に出てくる彼の顔写真は、いつもニコニコしている。
ご冥福をお祈りします。なんて並みの言葉に赤瀬川先生は笑いながら言うだろう、「再
提出」。