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2014年1月14日(火) 連載・やっぱり冬はスポーツ観戦だな(7)
ロシアリーグからACミランに移籍した本田圭佑、セリエAのデビュー戦になるかもしれな
い試合が日本時間の昨日早朝にあった。イタリアからの実況中継を最初から見るには5時
起きなのに6時に目がさめた、築40年近い木造家屋の中は極寒だった。
TVをつけるともう後半戦が始まっていた。相手はサッスオロという人口5万ぐらいの都
市を本拠にするクラブで現在リーグ下位、しかしアウェーのACミランは押されっぱなし
で4:2と敗色が濃い、エースナンバー背番号10をもらった本田選手はまだベンチにいた
が、後半20分頃に彼の出番となった。
なんと彼がピッチに入るやACミランはたちまち優勢な試合運びとなり、ミラン側のシュ
ートが相次いだ。本田選手もゴールポストをたたく惜しいシュートがあった、ボールが
後5ミリ内側にずれていれば1点物の本当に惜しいシュートだった。
その後本田選手の活躍もあり、ACミランが押しまくった状況で1点を返し4:3としたが
結局敗れた。
本田選手の出場時間は短くイタリアのトップリーグ・セリエAデビュー戦は残念な結果と
なってしまったが、きょうのサッカー関係ニュースの多くは本田を高く評価していた。次
の試合はミラノでのホーム戦、本田がんばれ。
石川県にある星稜高校、本田選手の出身高校である。昨日午後2時からは第92回全国選手
権大会の決勝、星稜高校×富山第一高校の戦いが国立競技場であった。『北陸ダービー』
なのでガラガラかなと思ったら5万人近くが入り、ほぼ満席。
試合は前半2:0で星稜がそのまま優勝する雰囲気だったが、そんなに簡単じゃないのが
サッカー。後半のロスタイムに富山第一が2:2に追いつき、なおも延長戦の後半終了間
際に逆転して優勝してしまうというサッカー漫画のような筋書きだった。
ちなみに富山第一高校も星稜高校も、両校それぞれの県を代表するサッカーの名門校なの
だが決定的な違いがある。それは星稜には全国から優秀選手が集まってきているのに対し、
富山第一は監督の方針で自宅から通う地元選手が殆どらしい。これで全国優勝したんだか
ら県民は富山第一に大喝采だろう、県民は富山第一をトミイチと言うらしい。富一おめで
とう。
国立競技場は今年7月頃から解体が始まり、5年後に新国立競技場として新装開店する。そ
れまで全国高校サッカー選手権の決勝戦は埼玉スタジアムでやる。
写真はヤフーニュースより