サニーイズム          文と写真はさぬがゆたか


「世俗的」イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
ロックギタリスト・サニー、郷土愛込めてロックしました。



2013年12月15日 日曜 快晴


すっかり地元になついてしまったか漆黒のライブハウスとは縁遠い『道の駅』のイベントラ

イブの朝になった。

瞼も重い9時過ぎに我らスタジオに集まり、黙々と機材を車に運び 込み、そこからわずかの

「古河道の駅」に到着。

田舎の人はあきらかに都会の人達と行動開始時間が違っていて、午前の 10時には大部分エ

ンジンが掛かっている。

新鮮な野菜食材を求めるには 午前が勝負だそうで、一段落してから小休止に入る。だからな

のかイベント側から午前に一度、午後に一度のライブ演奏してくれ!って注文を受けたまで

は良かったけれど、こちらのエンジンはまだビンビンになれない。公の場ってのにロックの

場を認められるっちゅうのも心痒いけれど、それよりも「この時間でこうやってくれ」

「音量は絞り気味で云々で」とか注文が多く我々はどこかですねやすくなり、なんとなくボ

リュームを上げてしまうのだ。

じいいちゃんばあちゃんが孫を連れたり若夫婦が子供を肩車していたりする中に、それでも

たまに高校生のあんちゃんや思春期のお嬢ちゃんが、かつての我々のようにどっぷり興味津

々参加してくれたりもするのが嬉しい。


「過ごし易いからって、黙っているのを選ぶのが正しいわけじゃなく、より過ごし易さを求

めるために、今、文句を言うのが正しいんだ」的にガーガーと弾くわけで、日々静かに安定

してる方々からすれば、やっぱり雑音轟音なんだろかと察しますが。


日本橋から青森まで貫く国道4号線の長さは日本一で、ずいぶんと東北道に需要はとられた

ろうけど、欠かせない主要幹線なのは間違いないのに人気がない。んだから、国道4号を

USAルート66のように思えば、今目の前を走り抜ける車もポンティアックになりコルベッ

トになりバイクも ハーレーになるわけで、この7月にオープンしたばかりの道の駅の殺風景

さが救われるんじゃないかと思う。反面、やっぱり田園の駅として樹木も早々に植える設計

すべきだと思う。箱はすぐにでも出来て、小銭を稼ぐ にゃそれでいいんだろうけど、人が馴

染んで芝生に寝転びライブが楽しめるような道の駅にするのは、それなりの人がもっといれ

ばいいなと思う。

北風が吹く夕暮れにイルミネーションが点灯、空には金星も輝きだした。




■ 早朝から機材の設定 もはやライブも健康的な時間帯になりだしたか。




■ ギブソンにゃMarshall JCM800で懐かしい爆音、 テレキャスにゃFender Dx Reverbチューブアンプでしょ。
  台は清酒運搬用ケースで。





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