6/4のねこさん 文は田島薫
復活すてねたねこさん
先週も全然ねこさん見なかったもんで、先週捨てたはずのねたをまた拾っちゃいまして
お茶をにごしたいと(おいおい)、で、先週の書き出しをほとんどそのまま使って、先
先週の中ごろ、庭にきいろぶちが来たんだけど、手作り池のコンクリ橋は渡らず、池の
はじをっこを手前から向こうへ歩いて行き、声かけたら廃屋の階段も上らず、大急ぎで
外の方へまっすぐ逃げて行っちゃった。
や〜、散歩してるうちに、なんだか来たことあるとこ出たね〜、あ、ここは、どうもや
ばいとこだ、つーことで、来んのやめよー、ってことに決めたとこだった、すっかり忘
れちゃってたな、やばいやばい、あー、あっちの池のまん中の橋は絶対渡っちゃいけな
いんだった、よかった、それだけは渡る前に思い出して、とにかく、こっちのはじっこ
を、目立たないよーに、こ〜、そ〜っと歩いて、ぼくはここにはいませんよー、もし、
ぼくが見えたら、それは気のせーですよー、って歩いてって、つってる後ろから、だれ
かの声が、やばい、だーっしゅ。