●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たたえちゃん組女子会には、絶対基準があんだす。



女子会

「女子会」、って、ココア読者のおじさん、おばさんたちも、最近聞いたことがあると思う。

わたしもおばさんに片足突っ込んではいるものの、なかなか楽しいものなのだ。

今年は2回の女子会があった。


1回目は、タウン誌を見ていて「このお店、ちょっと行ってみたいね!」ということで、開

催した。タウン誌には1ページ丸々広告が載っているし、女子会にチカラを入れているよう

なので、お食事も美味しそうだし、参加者みんなの家からも近いし、「お酒は飲み放題でな

くて良いから、美味しいもの食べたいよね♪」ということだったので、私が予約の電話をし

て「四季のお料理コース」をお願いした。

いざお店に行ってみると、雰囲気は良いけれど接客がまったくダメ。席に座って10分くら

い放置された。飲み物の注文すら聞きに来ない。さらに、お料理も出るのが遅くて、お味も

イマイチ。オマケに「飲み物のラストオーダーです。」と来たので、「飲み放題は頼んでい

ませんよ。」と言うと、「女子会には、飲み放題プランが付いています。」と言う。その時

は気づかなかったのだけど、どうやら「四季のお料理コース」はどこかに吹っ飛んでいて、

お店が勝手に「女子会プラン」に変更してくれたらしい。気づいたのはお会計を済ませた後。

思いっきり女子会プランの安いお値段だった。お陰様で安く長居できたけれど、皆は口々に

「もう2度と来ることは無いね。」という意見で一致した。


2回目はちょっとメンバーが変わったけど、こちらのグループでも「美味しいものが食べた

いよね!」となって、以前に好評だったお店に行った。

今回のお店はやっぱり秀逸である。お寿司や生ものを売りにしているお店だからか、接客は

良いし、飲み物も食べ物もスムーズに出てくるし、さらにとっても美味しい!器なども含め

て「うわ〜!ステキ!」「美味し〜いぃ!」の大連発だった。串揚げ、サラダ、お刺身、お

寿司、ピザ、ゴージャスで可愛いデザートまでペロリと平らげて、お腹がいっぱいで大満足。

そして「やっぱりこのお店で大正解だわね〜♪」「また来ましょうよ〜♪」だった。


まったく女子会とは名ばかりで、実際は本当に恐ろしいものなのだと、自分でも思う。


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