6/6のねこさん 文は田島薫
つーとんわが家へ来る
先週半ば、事情で茨城の両親のとこ来ちゃってるんだけど、先週前半は雨だったし、こっ
ちでもねこさん見てないから、先々週ぐらいの話を。
2階の居間から下見てたら、このあたりじゃ見なれないねこさんが奥の家へのアプローチ
を歩いていた。しかし、あの毛のがらは見覚えが、あれれ、あっちの丘向こうのねこよこ
ちょうにワープした(多分)つーとんじゃないか。
つーとん、あたりを見回しながらアプローチを奥の家までゆっくり歩いてから、ユーター
ンしてまたゆっくり道路まで戻ってから帰って行った。
よく行ってた都心のゴミゴミしたとこの事務所の前と同じにおいがする場所に自分じゃな
い力で知らないうちに運ばれて来ちゃってたぼくなんだけど、そのにおいがなんだかこっ
ちの方にもするもんで、今度は自分の力で来てみちゃったんだね〜。
でも、どう考えても見知らないとこだよな〜、ここは、けっこうきれいな家がならんでる
し、道もきれいだね〜、で、においはどっちから来るかってゆーと、このわきのなんだか
草がいっぱい生えちゃってる中の木でできたせこい家の方からなんだけど、なんでかな〜、
ぼくは、きれいな家の方が好きだな〜、においは気になるんだけど、なんだか、そっちは
もーいいや、なるべく見ないよーにしよー、さて、帰ろ帰ろ、とっとと帰ろ。