●連載
がたやま娘のひとりごと 文はこんのたえこ
地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!
たえちゃん、灯台元暗しだったことに気づいたようだす。
映画「花のあと」
こないだ、北川景子さん主演、中西健二監督の日本映画「花のあと」の試写会&北川景子
さんの舞台挨拶を主人と共に観に行った。
北川景子さんは色白で華奢で「美人」という言葉がピッタリだった。お作法や殺陣をかな
り勉強したらしい。そりゃそうだろうな。最近では、お行儀にうるさいおばあちゃんが同
居している家なんて、あんまり聞かない。昭和生まれの、それも戦後生まれの人がおじい
ちゃんおばあちゃんになっている時代だもの。そりゃ、「お作法」って言われたってピン
とこないであろう。殺陣だって「チャンバラ」をして遊ぶ世代ではない。せいぜいテレビ
でちょこっと見るくらいのものだろう。
北川さんの舞台挨拶が終わって、冗談で「さ、帰ろうか。」と言って夫とクスクス笑った。
それほど、映画の内容について知らず、したがってあまり興味も無かった。もちろん、地
元の名士、藤沢周平先生の小説など、さっぱり読んだことがないし、「藤沢映画」を観る
のがこれが初めてだったのだ。どうかお許しいただきたい。
しかしそういうわけにもいかないので、そのまま映画を観た。
・ ・・そしてこれがまたいい映画だったのだ・・・
正直、観て良かったと思った。もし隣に夫がいなければ、涙を流して、流れっぱなしでい
ることだろう。素晴らしい!全国ロードショーになったら、私はもう一度観に行くことだ
ろう。今年の桜の季節は、いつもとちょっと違った感じで迎えられるなぁ、と感じた。
孫四郎役の宮尾俊太郎さんは、美形で・・・バレエダンサーなのだそうだ。納得。でも、
裃姿はバッチリ。殺陣の動きも美しかった。
才助役の甲本雅裕さんには、親しみと好感を持ちました。っていうか、もうファン♪演技
も役柄にピッタリ。(余談だが、実兄が元ブルーハーツの甲本ヒロトさんだと知ってびっ
くりした。私は中学高校と、ブルーハーツのライブに何度も行っているくらい好きだった
のだ。ちなみにロンドンハーツとは別。←これはものすごい余談。)
映画「花のあと」3月13日(土)全国ロードショーです。
ぜひ観ていただきたい映画です。北川さんが「映画を見終わった後、日本人で良かったと
感じていただければ…」言っていた。私も見終わったあと「日本人で良かった」としみじ
み感じました。
「花のあと」公式サイト http://hananoato.com/
北川景子さんブログ http://star-studio.jp/kitagawa-keiko/index.php?ID=192