サニーイズム 文はさぬがゆたか
ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
サニーんちの犬くんはいつも清潔で小ざっぱり。
「 犬くんの行水 」
今年もそれほどジメジメともしなかったし、シトシトと降りもしなかったのに
梅雨が明けたんだそうだ。そしたらなんとか前線でバケツをひっくり返した
ようなゲリラ豪雨で南九州や山口地方で浸水と土砂崩れで災害続き。つくづく
関東平野の平らさに感謝するんだけど、ひと昔し前のカスリーン台風ん時にゃ
渡良瀬一帯から埼玉東部を得て東京東部まで泥水の大被害に遭ったそうだ。
だからなのか利根川の堤防はとてつもなく高くでかくなり、春日部エリアにゃ
これまたでかい地下の緊急貯水ホールが造られた。いつの時代も人がたくさん
住む地域にゃお金が投入され、そうでないところでは長年の山林植樹計画の
失敗かもしれない貧乏クジを引かされているんじゃないだろか。
大きな申し訳なさで救われているっちゅうのに、エコだなんだ!と簡単に唱える
ばかりの怪物ですかね都市め。
ま、そう言いつつもどっぷり暑くて、我が家の犬も朝から舌を忙しくハーハー
ゼーゼーしちょるので、いつものセットを物置小屋から持ち出した。
う〜んと昔にディズニーランドの花火が見えるような東京に住んでいた頃に長男が
生まれ、ベランダで行水をしてあげた時のベイビーバス。
その後に長女も浮き輪を抱えはしゃいだバス。
それからそれから数十年もたった今、犬くんが浴びている。
家族の誰もがすでに過ぎ去ったモノなのに、なんだよなと思いながらの
庭先のバス・タイムであります。