12/27のねこさん 文は田島薫
つーとんがワープ
先週、急に両親のいる茨城に行くことになったため、早めだけど借りてた図書館の本を返
しに自転車で出かけ、ついでにねこよこちょう入り口角の家の庭をのぞいてみた。
ベランダの上にどっかで見たねこさんがいる、お、つーとんか〜?都内に事務所があった
時、初めてしまがかったグレーと白のツートンカラーのねこさんが来たのが、今から8年
前でそれから丸2年ぐらい、ほとんど連日事務所のドア前の通路に来て昼寝してったねこ
さんなんだけど、そっくりで、この家に来るねこさんたちはいつも少し遠慮がちな感じな
のに、家のガラス戸の方を向いて、なんかくれ、って感じにしてるとこなんか当人だろ。
こりゃ、ワープ(:時空を超えた瞬間移動、だったっけ?)したな。
ありゃ、ぼくはどーしてここにいるの?都心のもっとゴミゴミしたとこの事務所の前によ
く行ってたことを憶えてるんだけど、なんだか、それと同じにおいがするのはどーゆーわ
けなんだろ?ここはその事務所か〜?ずいぶん見ちがえちゃってドアがガラスになっちゃ
ってるけど、そー言えば、床もコンクリじゃなくて木だし、ぼか〜、どっちかつーと、こ
っち派だね、じつに、ま、なんだかわかんないけど、お〜い、はいくエサくれよ〜。