12/28のしゅちょう 文は田島薫
(野党根性について)
自民党政権の時は自民議員の経費水増しなどに対する民主党などからのしつこい追求な
どのようなことばかりで大事な時間が浪費され大切な政策論争が二の次にされ、なんで
もとにかく反対したり、与党議員の足を引張ることばかりに精を出す野党根性ってもん
は困ったもんだ、って感じてたんだけど、野党が入れ代わったら、今度は自民党が野党
根性を示し同じことをやりだしたから、立場が変わればこれはしょうがないことなのか
もしれない。
しかし、与党時代の自分達の政策でめちゃくちゃやって来て800兆円もの赤字を引き継
がせた民主党がぎりぎり頑張ったものの予算不足が埋まらず、マニフェスト通りに行か
ない部分が出たところで、素朴な国民の立場としてはしょうがないにしても、自民党に
はそれを公約違反だって騒ぐ権利はないはずなのだ。
公共工事や行政機関の無駄を省き、その財源を国民のだれにも不安のない生活環境整備
に当てる政策を実行したい、って姿勢の民主党に反対するなら、首相への実母からの献
金ルートが違法だったなんて、首相の個人的利益になるもんでもない、言ってみれば、
たいしたことでもない小さな過失責任追求に大騒ぎなどしてないで、その政策に対する
実質的評価なり問題点なりを真摯に論議して、本当に国民のためになるのかどうか、考
えたり、もし反対であるなら、その詳しい理由なりもっと国民のためになる代案なりを
提出した方が、政権奪還の近道だろう。
しかし、(民主党もそのあたりの不安はあるにしてもそれ以上に)利権と癒着だけでや
って来た今の自民党にできることは、多分数字上の見せかけ経済復興政策ぐらいなのだ。
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