12/9の感動              文は佐怒賀豊


ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だよりです。
今週は、「今週の感動」ではなくて、7月に来た「ずっと前の感動」。



ここんところ作業小屋に異変が起きてる。家族すら入ることが

ないのに、床に酒の肴(イカ)が散らかっていた。チョコレート

はそのままになっている。おかしい。

ネズミか野良イヌか?疑りを晴らすためにドアを少し開けておいたら

ある日、チリンチリンという小さな鈴の音と共に、真っ黒なネコが

寄ってきた。そうか彼(彼女)だったのか。どこかの飼いネコらしく

まったく落ち着いている。ドアの前で毛ずくろいをしだした。

ツバメが舞い込んできたり、すずめが軒先きに巣を作ったり

蛇がいたりしている。そして今度はネコである。たぶん僕の体質が

プラスチックぽいものから木材の香りになり出しているんじゃないだろうか。

でも、ひとつ疑問がある。先日公園までの途中、本気のイヌに追い掛けられた。

自転車だったから良かったものの、彼はかなり噛む顔をしていた。

今どき噛まれるとは思わないもんね。ハーハーゼーゼー!だった。


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