1/22のねこさん 文は田島薫
パネ接待受ける
きょうの昼前、わが家前のアパート自転車置き場の陽が当たってる
屋根にパネが上がって行くと、ちょうどそこの窓からきれいなおね
えさんが顔を出して、パネもおねえさんも知らんぷりしながら、そ
れぞれ離れた場所で何かやってて、よく見ると、どうもパネのため
にマットを敷いてるよう。敷き終わると、当然のようにパネがそこ
へ行って座る。おねえさんはその周りに花の植わったカゴなどをい
くつか置いている。
いやいや、ここで日なたぼっこでもすっかな、おねえさん出て来た
けど、ぼくはだれかみたいにすぐにそばへ行ってなでてもらお〜な
んてかっこわりーことはしないんだよな。どれ、場所を作ったよ〜
だから、行ってやっか、お〜、い〜花のにおいがすんね、よしよし、
なかなかい〜んじゃね〜の、気に入った。