8/7のねこさん 文は田島薫
パネのお気に入り
ねこさんたちに毎日3度ほど玄関前でごはんを出してるんだけど、サ
ブに2階のベランダにも家人が朝晩だ円の赤い箱のフタに同じカリカ
リをけっこうたっぷり入れておいてるのが、いつも仕舞いに空になっ
てるのが不思議だったのは、どうやら、見るたびに、いつのまにかパ
ネが来てて、いつまでもそれを食ってて、食い終わるとお腹をゆらし
ながら階段を下りて行くせいのよう。
いやいや、これだこれだ、これがうまいんだよね、下にあるごはんよ
り全然味が違うんだよね。このたっぷりした入れ物もぼかー大好きだ
し、やっぱり、下のより高級品なんだろうね。みんなばかだね、下の
安いやつ腹いっぱい食っちゃうもんだから、これを食えないんだよね。
そこいくとぼくは、ちゃんと、下のは少しだけしか食わないで、ここ
へ来る、つー、なんて、かしこいぼく!