9/13のねこさん 文は田島薫
おしゃれえりまきねこさん
きのうの昼ごろ、2櫂のベランダから下を見ると、奥の家へ行くコンクリのアプローチをうま
ちゃんが歩いて来たんだけど、首にまたラッパをつけている。見るたびにラッパのデザインが
違うから、ここ2〜3ヶ月の間に3度以上、ラッパをとったり、またつけたりしてるようだ。
きょうは、透明のラッパに白い水玉のような模様で囲まれたデザインがなかなかおしゃれで、
当人もまんざらではない風、アプローチのまん中で上品にお座りした。
この首のラッパ、最初はじゃまくさいし、かっくわりー気がして、だれかに見られるのもやだ
ったんだけど、こー、ずっと首につけられてると、なんだか、これもわるくないのかも、って
気になって来たね〜、こ〜、首ふりながら歩くと、リズムがついて自然に足が動くから歩きや
すいし、こないだなんかは、ラッパはずされて、いつものように首ふって歩いちゃったら、こ
れが全然歩きずらくて、お〜い、ラッパつけてくんないと、歩けないじゃないか、って思わず
怒りそうになったもんだ。それに、こんなきれいな模様もついてて、形だってわるくない。こ
ないだ、だれかが、お、ふらんしすこざびえるみたいだ、なんてぼくをほめてくれてたようだ
から、きっと、人間から見るとかっくい〜スタイルだったのかも知れないんだね、そんなこと
も知らなかったぼくのばかばか。お、となりの家の人が感心してこっちを見てるね〜。ど〜、
ぼくってそんなにかっくい〜の?や〜、まいったまいった。