2/12ののらねこ 文は田島薫
3連休の後はさすがに超山盛りにしたのエサ大皿も空になって、少し離れたとこまで移動していた。
ちょっと急ぐように、多めのエサを入れてドア外の定位置に置く。ひっこんで少し後に、開けてたドアの向こうに鈴白の後姿が見えた。
エサを適量食べてゆっくり満足そうに階段を下りて行くところだった。おーい、こいこいと声をかけてみたら、不審そうに振り返って、
ずっと立ち止まってこっちを見ている。
なんだか、私はいつも同じことをしている気がしたけど、
以前にくらべて、声をかけるとねこの反応する確率が高くなったようだ。
最近はねこと親愛のテレパシー交感ができている気がする。
きのうも自宅のベランダに上がってきた見知らぬねこが、私に気付かず帰って行くところを、呼びとめたら、立ち止まっては
振り返り、またゆっくり数歩歩いては振り返りを、何度も何度も
しながら随分長い時間かけて隣の塀のかげに消えて行った。
なんだか変なヒマ人だな〜、と思われてるだけなんだけど