2/9の日記          文は田島薫



欧州鉄道旅の残照とミラノ・コルティナオリンピック


先週は、前週に、フランス、スイス、イタリア、オーストリア、

チェコ、ドイツ、オランダ、ベルギーを駆け抜けた目まぐるしい

列車旅から帰り、その旅のリズムが身体から抜け切れず、宿を探

して彷徨ったり、乗る列車の時間を気にする夢見たりしてたんだ

けど、間もなくミラノ・コルティナ冬期オリンピックも始まり、

付近を旅したせいか、テレビ映像も自分達の旅の記憶とつながっ

て見えたりもして、足が地につかない気分の週だった。

火曜午後は、坂下のスーパーへ食糧買い出しに行ったんだけど、

ヨーロッパ滞在中後2週間も節制なしに飲食してたら、飛行機代

をすぐに超えてしまう印象を持ったぐらい高い食品価格に比べれ

ば上がったと騒いだ日本の食品価格も安く感じた。

もっとも、カフェの他には3度ぐらいしか入らなかった安レスト

ラン以外で栄養バランスを考えたフル注文すれば、軽く1人1万円

を超えそうなとこ、私も家人も肉やトマト味の洋食が好きじゃな

いこともあり、いつもシンプルなピザやスパゲティを食い、ビー

ルも1杯2000円もすれば、2杯目は頼まなかった。

ビールの他キッチンで自炊するため野菜や魚の缶詰めや卵やパン

やヨーグルトや牛乳を日本の2倍か3倍の価格でスーパーで買って、

日本から持ってたしょうゆ、レトルト飯、焼きのり、顆粒みそ汁

なんかと合わせたメニューを食い、朝はストレッチや体操をして

日本にいる時と変わらないリズムの生活をした。

帰って来てから相変わらず溜まった新聞を読み、溜まった数独を

解き、テレビでオリンピック関連映像や開会式を観たり、となり

の兄妹が遊びに来たり、居間に上がりたがるねこさんを上げたり、

家人はいつものようにこまめに駅や沿線に出かけた。

土曜の夕方、私が事務所にいると、留守中ねこさんの世話をして

くれてた奥さんが旦那さんと孫2人連れて来て、玄関で家人と話

してる。後で聞くとねこさん保護活動へのカンパにと、お礼のお

土産に追加した現金の半分を、所属する団体に寄付した領収書と

残りで買ったねこさんごはんを自分とわれわれのねこさんたちで

分けた半分だと持って来たそうだった。

日曜は朝から雪が降って来て、止んだ午後、尾形歌人から電話で、

自分が関わったらしい映画のDVDを買ったんで、わが家で観せて

くれないか、って言うのを一旦了承した後、居間での大事なくつ

ろぎの時間を奪われるのはいやだ、って言い張る家人に負け、詫

びつきのキャンセル電話をした。

まもなく2軒となりの姉妹が庭の雪で遊んでいいかと両親と来て、

しばらく遊んで帰った後、家人と近所の小学校へ衆議院議員の投

票に行く途中姉妹の家の玄関を見ると、目鼻のない薄汚れた雪だ

るまがあった。姉の方は国際志向の中学に合格したようだ。


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