よよいのよん
            文はよん

ネコたちのこと 2


ある朝、追い出されてしまった親子ネコの息子ネコが道路から庭

に向かってニャーニャーないている、多分「追っかけられるのや

なんだけど来たよ〜」という感じだ。

不思議に他のネコたちは「いいけどぉー」って感じで追いかけた

りはしない。急いで向かいのアパートのタンクの隙間にご飯と水

を持っていった。すると勢いよく食べて、あまりビクビクする様

子もなかった、他のネコたちにもいつも通りご飯をやった。まあ

お腹空いてるしテリトリーって言ってる感じでもないし…という

とこかな。


息子ネコがちょっと勇気を出してくれてれば私もウロウロするこ

ともなかったかも知れないんだけど、こうするしかないと思い込

んじゃってた私も困ったものだ。

気がつく事っていろんなところ転がっている感じ。


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