2/5のねこさん       文は田島薫

パネのえいぎょう


先々日ぐらいの晴れた日、2階の居間から外見ると、家の前の道の

左の坂の方から、皮ジャンにサングラスのおに〜さんが下りて来て

立ち止ってると、右の方からパネが出て来てそっちへ歩いて行くん

で、だいじょぶか?いじめられんじゃね〜んだろな、ってちょっと

心配して見てると、おに〜さんはすでにしゃがんでて、パネはそこ

へ行くとねころんで、なでてもらってる模様。


お、あっちにだれか立ってるね、だれだっけかな、前にも来たやつ

かな、よくおぼえてないけど、こっちに来い、って感じだから、こ

〜ゆ〜ばやいは、あんまし気がすすまないね〜、って思っても行く

ことにしてんだよね。ぼくが腹ぺこでおばさんたちがいない時には

ごはんくれる人かもしんないから、だれにでも感じよくしとかなく

ちゃいけないんだよね。いやいや、どーもどーも、こんちはー


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