7/31のねこさん 文は田島薫
パネとアイコンタクト
むんほどじゃないけど無愛想で、いつもこっちとあまり視線を合わせ
ようとしないパネは、ブラッシングしてやるとけっこう気持よさそう
にして喜んでても、ふいにも〜けっこ〜、って立ち上がって行っちゃ
うし、ふだんも私がそばへ寄るとゆっくり逃げる。前回のように夜明
け前に私と目が合ったせいか、今朝私が2階ベランダでスクワットし
てる時、向かいのアパートの自転車置き場で毛づくろいしてるパネが
また私を見たんで、手をあげてみたら、それをしばらく見てて、私が
スクワット終えて居間にいると、ベランダに来て中入れろ、って。
体がカイカイ、お、あっちにいつも毛こすってくれるのがいるね、ん、
こっち来い、ってか?毛こすってくれる、って言うのかな、だったら
そっちがこっち来ればい〜じゃん。来ないよ〜だね、なまいきなやつ
だね。じゃ、しょ〜がない、こっちからわざわざ行ってやるんだから、
ちゃんと毛こすれよな、にゃろ〜