12/4のしゅちょう
            文は田島薫

戦争を止める方法、について 82


ウクライナでは前線で相変わらず毎日双方の若者が戦死してるのに、

ロシアは数万の兵士を補充して引かないし、ウクライナも国の男子を

兵士に総動員させたまま、双方のリーダーはちっとも気にしてないよ

うで、勝利するまで戦闘は止めない、って言い続けてる。

パレスチナ・ガザ地区ではイスラエルが米国大統領などの要請に折れ

た形で一時停戦と数日の延長を経て、さらに停戦を訴えるハマスやガ

ザ住民や各国の希望を無視して、10日以上の停戦はしない、っと頑な

ネタニヤフ首相はガザ地区の自身が移動を支持した避難民のいる南部

まで攻撃を再開して、連日子どもや女性も殺している。

ネタニヤフ首相は、千数百人のイスラエル市民を殺害したハマスを悪

のテロ組織だから是非とも壊滅させなければならない、って信じてる

ようなんだけど、そのために一般カザ住民をすでに1万5千も殺害して

まだ足りない、って感じてるようで、狭い避難場所にガザ住民を押し

込め電気も水も食料も医薬品も供給しないで、ガザ地区じゅうの施設

住居を破壊し続けてるのを、テロだと思ってないようだ。

ハマスの先制テロを悪と言えるとしたら、その後のイスラエルのテロ

は、ガザ住民にとっては10倍返し以上の悪なのだ。

ネタニヤフ首相は自国民のテロ被害に対しての復讐心と、それが続く

かもしれない恐怖に精神のどっかが壊れてしまったのだろう。自国民

じゃないから、ってハマスとパレスチナ人をいっしょにして、生活圏

をめちゃくちゃに壊したり、一般住民を殺害し続けて、あわよくば、

パレスチナ人をガザ地区から全員追い払うか場合によっちゃ全員殺戮

してもいいと考えてるんじゃないか、って疑うほどだ。

かつて自分たち民族がナチスでそんな目に合ったことと同じことをし

てバランスを取ろうとしてるのだろうか。

どう考えても、ネタニヤフ首相は情況に飲まれた弱い精神の持ち主ら

しいことがはっきりしたのだから、各国は協力して彼の行動を阻止す

るようにすべきなのだ。そのためには、彼に有能な精神症カウンセラ

ーを紹介するのもいいかもしれない。

プ−チン大統領にも、ゼレンスキー大統領にも同様の方策が必要なの

に、そういうリーダーたちを自由にさせる危険をもっと世界は認識し

て、とにかく進行形の戦争を阻止することに全精力を注げ、って。




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