8/29のねこさん 文は田島薫
いなすうっしー
きのうの夜遅く、外でねこさんが怒ってる声が聞こえたんで、また
ニケがうっしーにやってるのかと思いながら外出て見回すと、坂の
階段の途中にうっしーが寝そべってるのが見えるんだけど、ニケは
坂のずっと下のわが家の前の道路に寝そべってなんとなくそっちを
見てるだけ。そばへ行ってみると、うっしーのいるそばの駐車スペ
ースの車の下から小さな怒り声が聞こえるんで、のぞいてみると、
どうもバットの模様。うっしーの方は私が近づいた後、ゆっくり坂
の上へ移動してこっちを見てる。
気持いい夜だから、ちょっと散歩に来てここであっちの方をながめ
てくつろいでるだけだと、あっちのあいつは怒んないんだね。あっ
ちの家へごはんの残り食いに行くと怒るんだね。つってると、急に
そばでだれかが怒ってるね。なんだかちっちゃい声で、なにを言い
たいのかわかんないね。しっかし、ここのあたりのやつらはみんな
うるさいね〜。も〜ちょっとおちつけないもんかね。