●新連載
よよいのよん
            文はよん

子どもとのコミュニケーション


家の庭に来る子の一人は最初のうち強引、はっきりものを言う、

何だかやりづらいな、と思っていた。しかし、母から聞いた私の

子ども頃も、言いたい事を言い(ご婦人の顔をじーっと見たあと

「鼻が出でるよ」と言って母は困ったらしい…)、自分の欲しい

ものはお店で座り込んで泣いて買ってもらったりしていたそうだ、

歳は離れているけど私の方がずっとタチが悪い、思い出さなきゃ

その子を批判の目で見るところだった…


その後その子は学童(学童保育)に行っている、多分、私の子ど

もの時よりいろんなことを感じ、我慢もしているだろう。それを

勝手に両親が仕事のために預けられている可哀想な子だと思って

いた私は自分の感性の貧困さにガックリ、どうしたら余計な感じ

を持たずに普通に接する事ができるんだろう、とつくづく思う。

子どもの素直さがはっきりものを言ったり、大人と同じくらい深

く感じる事があるという事を忘れないでいたい。


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