映画だ〜い好き 文は福原まゆみ
尾形映画プロデューサーの友人が仕切る映画制作会社で働く映画好き女史が
エッセーを連載してくれてます。
映画女史、年末年始はこ家にこもって作家生活のようです。
お年玉
あっという間に年が明け、既に松の内を過ぎて年賀状を出す時期ではなくなっ
てしまった。
多くの方々から頂いた年賀状を見ると、心が痛む。去年の12月に九州旅行をし
て以来、ひたすら脚本執筆に集中し、それ以外の事は殆ど何もできずに過ごし
たからだ。
その脚本は今日でやっと一本終わり、明日からもう一本、執筆途中だったもの
を書き上げる。
と言うわけで、年間多くの映画を観る私が、今年は未だに1本も観ていないのは
異常事態と言って良い。
そんな中、これだけは見逃せないという試写会が1つ。テレンス・マリックの
『名もなき生涯』だ。自らの信念と家族への愛だけで、ナチスに立ち向かった、
一人の男…試写状より。
次に取り掛かる脚本が仕上がったら、これを自分へのお年玉としよう。
★2020年も観たり書いたり作ったりの一年を過ごしますので、皆さまどうぞ宜
しくお願いいたします!★子