●連載
虚言・実言         文は一葉もどき


横浜が縄張りの元タウン誌ライター。
貧しさにもめげず言の葉を探求し、人呼んで“濱の一葉”。
ウソ半分、ホント半分の身辺雑記を綴ります。
もどきさんも、友人の美意識にほぼ共感のようです。



羽生結弦選手


平昌オリンピックが佳境を迎えている。

17日の夕方のニュースはフィギュアスケートで羽生結弦選手の金メダルでもちきりだ

った。映像が何度も流れた。

もちろん、私も羽生選手の演技に釘付けだった。

演技が始まると、たちまち会場の空気を一気に自分のものにしたオーラはさすが。

勝敗などのギラギラ感がなく、あくまでもエレガントで、不屈な精神が静かに心の中

で燃えているようだった。

過去のいくつかのケガを乗り越えてのこの成績。大したものだ。

そうした精神力が、言動や立ち居ふるまいにも貫禄をもたらしている。

そういえば、私の友人に半端でない羽生ファンがいる。

自称“ユズリスト“と言って憚らない。

彼女いわく

「ちょっと前までは東山紀之君がすきだったけど、最近だいぶオジサンになっちゃっ

たでしょ。それでユズル君に乗り換えたの。共通するのは一重まぶたでキリッとして

いて日本的な顔立ち。私、あの手の顔にヨワイのよね」

なあ〜んだ、顔から入っているのね。

たしかに結弦君の笑顔も演技の最後の決め顔もとても魅力的だ。

ちなみに、今回のオリンピックで見つけた私のお気に入りの顔選手はスノーボードの

平野歩夢選手。

あの面構えがすばらしい。


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