3/27のねこさん       文は田島薫

大月のねこさん


先週の休日の月曜の昼過ぎの大月駅への里山の道(どだ!、こんだけ、の、が続くのは)、

晴れてるんだけど、うすら寒い中、友人夫妻と私と家人が歩いてると、ひとけのない家々

の庭木がきれいに手入れされてる中の一軒をなにげなくのぞくと、植木や花の向こうにね

こさんらしいのが固まってるのが見えた。立ち止まってよく見てみると、まだ子供らしい

ねこさんが3人(人じゃない)でくっついて座り込んでるらしく、その中のひとりが(人

じゃない)こっちに気がついたと思うまもなく全員が少し首を伸ばすようにこっちを見た。

私が他の同行者にもそれを教え、こっちとあっちでしばらく見合ってみた。


なんだか外あったかそ〜だから、あそぶべー、ってみんなで出たのはよかったんだけど、

けっこ〜さみ〜もんで、やっぱ、家ん中もどっか、って思ったら、も〜、おばさんたち戸

閉めて出かけちゃってたんだよね、いやいやまいったね〜、家に入れない、って思うとよ

け〜さみ〜んだよね、さみ〜からこ〜してみんなでくっついてんだよね、お、だれかがこ

っち見て笑ってやがるぞ、なにがおかし〜んだこんにゃろ、ほらみんな見てみろよ、こっ

ち見て笑ってるのがいるぞ、え?あ、ほんとだ、みんなで見て笑ってやがる、こらっ、見

せもんじゃないぞ、帰れ帰れ、こんにゃろ。


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