12/25のねこさん       文は田島薫

朝のひだまり 2


最近はむんとポネ、夜遅くなると玄関前の簡易宿泊ボックスん中に一緒にいることの

方が多くなったようで、朝1で、家人がごはんやりに行くとそろってそっから出てく

るようだ。今朝も私が体操するために玄関出ると、ごはん食った後また戻ってたらし

いふたりがボックスにいて、ちょうど陽の射してきた庭の植え込みの方へそろって出

て行くところだった。日だまりでポネは足をたたみ、むんはさっそく毛づくろいを始

めた。私は体操を始めたんだけど、ふたりはもう私の動きを見慣れたらしく、こっち

には見向きもしなかった。
  

さ〜て、そろそろあったかくなってきそうだからあっち行こか、な〜、キョ〜ダイ、

お、あんにゃろめも出て来たぞ、また、変なおどりみたいなのやんだな、なんか言わ

れるとメンドーだし、顔見ないよ〜にして、あっちのかげへ行こ行こ、ほら、ここな

ら、ちっちゃい木もあって、あっちから入りにくいし、あっちからあんまり見えない

はずだから安心安心、あんにゃろめの方を見ないよ〜に気をつけてれば、問題ない、

いやいや、朝の空気はおいし〜ね〜、朝の光が射して、ここいらの葉っぱもい〜色と

い〜かおりすんね〜、いやいや、まいった、で、あっち見るとなんだか変な物体がう

るさそ〜に動いてんのがうっとーしーけど、だから、そっちは見ない見ない。


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