12/18のねこさん       文は田島薫

朝のひだまり


私は蓄のう症治療の薬を飲むために早起きするようになり、いつもトイレ前でやって

たストレッチを庭の山桃の木の前ですっか、ってことにして外出ると、木の下の植え

込みと落ち葉のじゅうたんの上の小さなひだまりにポネとむんがいて私を見てた。も

うごはんは食い終わったらしく、ひなたぼっこしながら食休みしてるようだ。私がス

トレッチや体操やその場ランニングやりながら時々ねこさんたち見ると、ねこさんた

ちも不思議そうに時々私を見てる。


いやいや、ごはん食った後はちょ〜どおひさまがあっためてくれてるここがい〜ね〜、

ま、まだ、おーあったかい、ってほどじゃないんだけど、こ〜やってると、だんだん、

お、けっこ〜あったかいよ〜になってきたかも、ってなるのを、こ〜、じっと待って

る、ってとこかもね、つってると、お、あの感じわるい方が出て来たぞ、なんだなん

だ、も〜、ごはん食ったからほっといてくれてい〜んだよ、こっち来るぞ、大丈夫だ

ろ〜な〜、あんまりそばまで来るんじゃないぞ、来たら逃げっかんな、ばーろー。な

にやってんのかなへんなかっこしちゃって、ぼくらに受けようとしてふざけてんのか

な、全然おもしろくないぞー、こらっ、ま、い〜や、ほっとこ〜。


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