9/20の日記 文は田島薫
台風と来客とぶどうの日々
月曜早朝に九州旅からフェリーで戻ったその日の晩は隔週で酒宴を兼ねて尾形歌人がココ
通の歌の更新に来る日。疲れもあり前日ビールのロング缶4本飲んでることもあり、メー
ルで翌日に延期でよろしく、って送ったんだけど、元気者歌人の方も前日陶芸家の家で宿
泊酒宴し、今帰ってメールチェック、りょうかい、って午後5時半過ぎに返事が来た。
われわれが九州旅行出発の直前に台風を1本やり過ごし、無事帰った後も次々台風が発生
してんのにラッキーだったし、浦和レッズも後期1位になったようでめでたしめでたし。
そんなこと言ってる木曜ごろ、家人の故里の知人からぶどうの巨峰が届き、食べ切れない
ことがわかってるわれわれは、いとこAやいとこBにわけることも考えたんだけど、そうい
やいとこAはこのごろあんまり果物食わないらしいし、じゃ、ジャムにすっか、って以前
それを作って大成功したもんで、って決めてたら、金曜日午後、はるちょう妹ふたりがだ
んごや野菜持って遊びに来たんで、ケイコちゃんの星んなった犬を線描きでさっさと描い
てやり、家人は姉妹に巨峰ひと房づつおみやげにあげた。
そんな間に、家人の出版社時代の年下の友人で何ヶ月か前に青果市場に就職していろいろ
電話相談してきてるのが日曜に遊びに来ることに。
当日日曜は、われわれのランチメニュー、納豆卵かけごはんに、はるちょう妹こっこちゃ
んにもらったゴーヤを入れたチャンプルー、ビール付をごちそう。彼女もおみやげにマス
カットのでかいふた房持って来たのに、家人は帰りに巨峰ひと房をお返しに持たせた。
翌、敬老の日の祝日の午後、高級ぶどうの食べ方としてはもったいないのかもしれないし、
くれた人はそれを知るとがっかりして、もーあんたらに、こーいったもんは、やらないっ、
って怒るかもしんないな、って考えながら、残った巨峰全部をジャムに煮た。