11/14の日記 文は田島薫
ユーシロセンセーの骨は北海道へ向かった
先週の火曜は尾形歌人の都合で日延べしたココ通の歌更新飲み会だったんだけど、昼間は
県内に住む家人の中学時代の親友がアップルパイ持って遊びに来たんで、ランチはオムレ
ツつき具沢山ペペレンチーノを作ってやった。
木曜日にユーシロセンセーの兄貴が、書類の処理と妹のところに置いておいたセンセ−の
おこつを引き取りに北海道から来てわが家に2泊。その晩は、土産の薫製豆腐や卵やわが
家のレギュラーメニューを肴にビールと兄貴が前に持って来たバーボンで献杯酒宴。
兄貴は、翌日の午後、県内に住む高校時代の友人と会う前に、妹のところからおこつを運
んで来て家人が用意しといた居間の折り畳みテーブルに置いた。
兄貴が出かけてる間に、たのまれたんで、白木の位牌に貼ってあったと同じ文字を家人が
筆で書き、私がその上下にねこと蓮の絵を筆で書き込んだ。文字も絵も少しくずれた感じ
がおもしろく見えるものの、きちんとした感じとはだいぶ違うんだけど、帰って来た兄貴
は、喜び、その良さを正確に評価してくれた。すでに2〜3合相当は飲んで来た兄貴、ま
だ少し飲めそうなんで、軽めのレギュラーメニューを肴にビールとバーボンで軽い献杯。
翌土曜日の昼前には家人と私は兄貴とおこつと位牌と写真を持って市内のホテルの12階に
あるレストランの見晴しのいい個室に直行、センセーのリクエストであるバッハの無伴奏
などのCDを持ってった家人のでかいステレオCDラジカセでBGMにかけた。
やがて北海道から前日来ていた兄貴の奥さんと、鎌倉に住む長男が来て、その後、妹が来
て、火葬にも立ち会ったセンセ−の高校時代の親友2人が来て、北海道から着いてこっち
へ向かいながら電車の遅延で遅れてる次男が来る前に、兄貴のあいさつに黙とう、献花や、
親友による献杯音頭など、きっちりしたもんを始めた。ビールなんかを飲み始めるころ次
男も到着、ひとり献花や献杯をして、次々出て来る凝った料理をつまみながらビールや酒、
その他を飲み、センセーの話をみんながいっぱいしようと思ってたはずなのに、兄貴一家
や妹の最近続いた孫誕生などの幸福感が場をつつんでいて、時々そっちにテーマが移った
りしたのが、結果的にはそれを喜んでたセンセ−には一番の供養になったのかも。
2時間弱でさっさとお開きになり、センセ−の骨は兄貴夫婦と空路北海道へ向かった。