10/17の日記 文は田島薫
死ぬ気満々
先週の水曜の午後は転院したユーシロセンセーんとこへ家から自転車で出かけたら15分で
着いた。市民病院の部屋は5階の2人部屋でセンセーのベッドは見晴しのいい窓際で、正面
手前に古い由緒ある神社、遠方にはスカイツリーが見渡せた。死ぬ気満々のセンセー、点
滴もやめ、食うのはカステラやみかんのかけらとうすいコーヒー牛乳少量で力ない声。
金曜の午後は、シャンセンセーと待ち合わせて病院へ、到着の遅れてた酵素と粉ミルクを
持って行き、粉ミルクだけ出して、ただのミルクで水より飲みやすいから、って言ったら、
また、飲まない、って。体にいいものは口に入れたくない模様。それでも気が変わったら
飲んで、って無理に置き、買った安い酵素が中身が少なすぎる消化わるそうなカプセルだ
ったんで、飲む気になったら、ちゃんとしたのを持って来る、って言った。
ちょっとだけ体にいいもん取って元気にして、居酒屋で当人交えたお別れ会やろー、やり
たい放題やって、店から出入り禁止、二度と来るな、って言われるのもい〜、って、シャ
ンセンセーとふざけたような半分本気のこと言ったら当人にも少し受けてる模様。
病室をおいとましてから、私は自転車を押して、シャンセンセーと駅手前まで行き、路地
にある開店前の小さな居酒屋に入れてもらい生ビールを2杯づつ飲んで別れた。
土曜の午後はナビスコカップあらためルヴァンカップの決勝、わが浦和レッズが宿敵大阪
ガンバにPK戦の末勝利し13年ぶりの優勝!前後にメールしたユーシロセンセ−も喜んで
る模様。わが地元のサポ−タの集まる居酒屋は今夜は無礼講のはずなんで、ユーシロセン
セーをかたぐるまで連れてっちゃおうか、って家人に冗談言ったり。
いつもならとっくに食料の買い出しも済んでるとこなんだけど、サッカーテレビ観戦のた
めこれから出ようとしたところへ、グッドタイミングでユーシロセンセーの兄貴が泊めて
くれるか、って電話、もちろん、ずっとでもかまわない、って言ってから3人分の食料を
買い出しに出かけ、帰ってからその場運動、風呂入って出たところに兄貴が来たんで、す
ぐに風呂入ってもらい、晩飯のしたく、兄貴が出たところを、家人が入れ代わりに風呂へ、
長湯の家人が出るまで少量のやっこどーふときゅうりとさんまの塩焼きで乾杯。出たら、
全員飲みながら少量の飯に具沢山みそ汁をくわえた。
しばらく逗留するのかと思ったら翌朝、軽い朝食の後、兄貴は病院へ行ききょうは妹のと
こへ行くんだと。じゃ、ユーシロセンセーがくれる、って言ってた折り畳み自転車を、セ
ンセーんちへ行ってとってくるから、それで今度ここから病院行くといい、って伝え、私
は2つめの駅にある家へ行きそれをとって来た。
翌日日曜の午後はわが家のいつもの自転車に分乗して家人と病院へ、病室には兄貴がいて、
私が持ってっていた粉ミルクの箱は消えてて、妹に持ち帰らせた模様。