長い読書と映画に安くて明るいLED
先週は図書館の本、去年1を読んでからやっと借りられた村上春樹の1Q84の3を読ん
だんだけど、速読法の新聞広告なんか見ると多分5分ぐらいで読めちゃうかもしれな
いらしいやつに私は15時間ぐらいかかっちゃうわけで、いくらでも自由時間があった
としても長篇小説を読む時には覚悟も必要になる。ほんとの読書好きはなんでもどん
どん読んじゃって何時間かかろうが気にしないし、却って早く読み終っちゃうのがき
らい、って人もいるみたいだから私は多分読書好きじゃないのだ。最近は、なるべく
字が大きくて短いもんが好き、って傾向があり、いい短歌を一行読んで満足、っての
が理想で、とにかく長いもんを警戒しちゃうようで、テレビの留守録したやつ再生す
る時なんかも、ちょっと悠長に感じると早送りしちゃうし。その割に、なんにもしな
いで、ぼーっと空なんかながめてるのはいやじゃない。
週末の夜、さて、おもしろいテレビもなさそうだからビデオでも見っか、って家人と、
じゃ、留守録しておいてずっと敬遠してた山田洋次監督の「東京家族」にすっか、軽
〜い乗りでちょいちょいとやっつけて、って思ったら2時間50分もの長さ、オイオイ、
飛ばし見しちゃうか〜、って、でも「男はつらいよ」の監督がそうしたにはわけがあ
るんだろう、ってコマーシャル以外飛ばさないで観たんだけど、言いたいことはよ〜
くわかりました、でもその説明抜きで短かったらもっとよかったのに、と思った。
翌日曜は、前にも行った安売り北欧家具店のチラシが入ってて、行ってみっか、って
ブランチの後、電車に乗って20分ぐらいの郊外のそこへ行った。
前にはチラシでビーチパラソルを見て行き、買ってきてベランダで大成功だったし、
そん時、多分暗いんだろ〜な〜、って2個買って来た安いLED電球が、これで充分じゃ
ね〜の〜、って居間とトイレに使えたもんで、じゃ、替えられるとこ全部替えちゃお
う、ってそれを10個買い、チラシに出てた安いフロアスタンドを見てみると、どうも
それ用の電球が小さい眩しいタイプのようだったんで買わず、他に買ったのはタオル
だけ。さて、コーヒーでも飲むか、って家具店の外広いスペースにある展示兼用の木
製テーブルやベンチで、家人は店内で買った70円のコーヒー、私は店内のビールは輸
入もんの古くてまずい5〜600円もするもんしかないらしいことを知ってたんで、わざ
わざ家からミニクーラーバッグに入れて持ってきた発泡酒を飲むケチな私。
早く買い物も済んでたもんで、ついでに駅の反対方向のテナントセンターも見てみっ
か、って安い北欧発衣料品店H&Mで家人にチェックのシャツを買ってやった(高い
店だとこれはここが(たいてい値段)よくない、などとケチをつけて買わないように
させる割に、安い店だと、なんでも買ってやるぞ、などと急にはりきるケチな私)。
その後、楽器やがあったんでつい入ってしまうと、家人は先にある無印良品行って来
る、って戻ったのは3〜40分後、その間、私はギターやアンプながめて飽きることは
なかったんだけど、けっこう広い店でその間なにか買った客をひとりも見てないから、
こういう店の商売もなかなか大変なのかもしれない(お前がなんか買えよ、って)。 |