(雇用構造の矛盾について)
わが国の雇用構造矛盾がいつ解決がつくのか相変わらず見通しが立たないのは、労働側
経営側、役人、政治、その他各所にいる既得権益死守団体のせいなのだ。
製造企業は利益率を上げることだけを目的に安い労働力を求めて海外へ生産拠点をどん
どん移し、国内の労働者の仕事を奪って失業者が出てもどっか他がなんとかするだろう、
ってどこもが責任回避してるし。正規雇用労働者の組合の方は非正規雇用労働者の賃金
が半分以下の低さであっても自分らの責任じゃない、って言いながら、自分らの賃上げ
ばかり要求してるし。役人は、国の経済が不況で倒産やら失業やら最低賃金労働者ばか
り増大し国家財政も巨額の負債を負ってても、自分らの所得は確保、人事院でお手盛り、
国民の平均賃金の2倍ほども受けとって不況は自分らと無関係、って体だし。政治家の
ほとんどは、選挙に落ちさえしなければ安定した高額所得や年金を保証されてて、国民
の暮しをよくしようなどと余計なことは、ちょっと口に出すだけに留め、具体的な方策
は考えなくても、じっとしてれば大丈夫、って体だし。
いくら安倍ノミクスで経済成長を謳っても、その利潤の行き先がそういった既得権益団
体のみ、ってことなら、いつまで経っても、健康的な雇用構造や経済構造ということは
できないだろうし、所得格差拡大ばかりか、働く能力があるのに仕事がない人々と、高
所得だけども死ぬほど働かされる労働者と、不本意に死ぬほど働かせられる最低賃金労
働者と、ほとんどなにも仕事しないけど高所得者と、っていったアンバランスな構造か
ら、経済全体の失速を招く危険性も大だろう。
国の経済の健全な形、ってもんは、労働者の末端に行くまで働きたいものは働け、まっ
とうな賃金を得て、将来に不安を持たずにみんなが安心して毎日の消費活動をし、だれ
もが、休日にはゆっくりレジャーを楽しんだり、休息したりして、人生に喜びを感じる、
って、いったようなもんのはずだろう。
極端なほどの莫大な財をなしたけど、四六時中心の休まる時がなくて、体はボロボロ、
いつこの世とおさらばすんのか自分にはわからず、でも、行き掛り上の責任を感じて、
やめることのできない生活、ってパターンや、明日やきょうの食費かせぐのにいっぱい
いっぱい、働けど働けど貯金なんてもんはできない、ここで体こわしたら一巻の終り、
って生活パターン、そこそこ仕事も生活も今んとこ安定してるけど、この先のことは常
に不安、貯金はするけど、なかな使うことができない、って生活パターン、こういった
人々で構成されてる経済がうまくいくとは考えにくいわけで、そんな状況は自分たちの
身の周りから変えて行きたいもんなんだけど、さて。 |