●連載
がたやま娘のひとりごと 文はこんのたえこ
地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞いてみよう!
たえちゃんたち、演出効果で大盛り上がりだったようなんだす。
春の集いにて、壮行会
去年、酔っぱらいながら手帳にメモした通りの日程で、開催された。
仙台の友人、ワコウさんとユキ姉が神戸へ引っ越すので、山形の有志で壮行会を行った。
主催は古民家建築大工の、タカギ君。今回も、私がひとりで行けない場所にある古民家
で執り行われた。
その日は、朝からずーっと雪が降っていて、道路も混んでいたので、ますますひとりで
は行けない感じだった。ホント、親切に乗せて行ってくれる人がいて、良かった。。。
今回は、オリジナルメンバー+新しいセレクトメンバーも参加した。私も初対面の人が
いた。
大雪でやっとこさ車を止めて、中に入ったら、もう先発メンバーはすでに出来上がって
いた。今回は豪華にオードブルやお寿司もあった。駆けつけ三杯とは、食べ物のことだ。
料理人のキリュウさんがこしらえた美味しいアラ汁をいただきながら、私はものすごい
勢いで食べた。クラゲキュウリが美味しかった。ちなみにアラ汁のアラは、キリュウさ
んが仕事をしているお寿司屋さんから数種類もらって来たものだそうだ。アラなのに、
とても脂がのっていた。
今回は作務衣を着ていらした、怪しいイベントプロデューサーの大島さんを、皆で「旅
館の人!!」と呼んでいた。古民家と作務衣って、何故あんなに合うのだろう?
いろんな話をしながら、ものすごく笑った。
最後の最後に笑ったのが、隣室で先に寝てしまった人がいた。ふすまが開いてたので、
布団に横たわっている姿だけが見えたものだから、「お通夜!?」と言って、大笑いした。
田舎の古民家にそれぞれ皆集い、テーブルに並べられた数々のご馳走やお酒の空き瓶、
空き缶など、どうみてもお通夜そのものだった。「胸元に刀とか置いてないよね!?」と
言う人もいて、ますます笑った。一級建築士の兄さんなど、イイ歳をして涙を流して笑
っていた。
いちおう、ちゃんとした壮行会なので、ワコウさんとユキ姉には、タカギ君と私、大島
夫妻からお餞別を渡した。神戸での新しい生活の足しになるだろうか。体の弱いユキ姉
の健康面を考え、放射能被害を避けるため、神戸に住みながら、ちょくちょく仙台での
仕事も続けていくとのこと。
「次はなー、夏かな。バーベキューかな。」ということで、次回の企画もあるようだ。