シリーズ 震災余話
非常時と女
今、日本は非常時である。
新聞・テレビは常に被災地情報を流している。
見ていると、テレビ画面には防災服に身を固めた男たちが入れ替わり立ち替わり現れる。
情報を伝える者、コメントする者、謝罪する者、会議する者、警察、自衛隊、消防団な
どなど。思いつくまま並べても復興に携わる者は皆男性ばかりである。
なんか物足りない。
雄々しく働く男性に対して女性がまったく目立たないのである。
ともすると大勢いる避難場所では女・子供が災害弱者として画面に映し出されたりする。
せいぜい活躍する女性としては、炊き出しを手伝うおばちゃんや高齢者へのヘルパーぐ
らいしか取り上げられない。実際にそうなのか、はたまたメディアの思い込みで取り上
げないのか。ともかくまだまだ、日本は男社会だなあとつくづく思う。
もっとも、こうした非常時に俄然強くなるのが男であることは歴史が証明している。腕
力が物言うからだろう。戦争などは典型的な例である。
でも、そんな時代は終わったはず。
当然、女性の心配りを生かして避難所のリーダーになったり、復興会議に参加したり、
防災・被災対策に取り組む女性が現れてもいいはずだ。
震災後、国際原子力機関(IAEA)の委員が日本の福島原発を視察にきたとき、飛行機
のタラップから女性が現れたときは新鮮な驚きを感じた。それからまもなく、アメリカ
からは金髪をなびかせてクリントン長官がやってきた。
世界は変化しているのだ。
日本の女性は高学歴だし社会参加の進んだ今日、ロボットを操作する女性や東電に補償
金を掛け合う女性がいたらかっこいいのに・・・
蓮舫さん、防災服の襟を立ててもいいからもっと活躍して!
こんなときこそ私が、私が、と男を押し分けて世話をする大阪のおばちゃんみたいな女
性がでてきてほしい。 |