真夜中の大騒ぎとフェリーニの静粛
土曜は友人のサニーが彼の友人の結婚披露宴で都内に来てるってことだったんで、
もし2次会がなかったりして早く終わるようならわが家で酒宴しよう、って言って
おいたら、2次会もすましてたっぷり酔って夜10時すぎにやって来て、居間に座る
やいなや寝転がり眠りこんでしまったんで、そのそばにふとん敷いてやって、そっ
ちへ寝た方がいい、ってアドバイスすると、いや、一寝入りしたら復活するから、
って言ってんで、悩み出版社と復活を待ってたら、12時すぎに復活した。
じゃ、飲もうか、って言うんで、こっちも前日にクボセンセー兄弟とサッカー見な
がら深酒してるんで少々二日酔い気味、飲み過ぎ同士でおずおずと酒宴開始。
彼が持って来た彼のバンドのライブ映像見たり、ギターでセッションやったり大騒
ぎ、ふと時間見ると、午前4時。ありゃ、ちょっとご近所にうるさかったかな〜そ
ろそろ寝るか、って気がつくのが遅い。
翌日はうとうと昼寝したりサニーとギターセッションしたりしてから彼は帰り、わ
れわれはいつもの日曜のパターンに戻ったんだけど、風呂上がりにもいつものよう
には発泡酒もうまくないんで、1本だけでやめ、図書館で借りて来ていたフェリー
ニの古い映画「道」を見た。
これは何度も見てるはずなんだけど、覚えてない場面がいくつもあって、意外に新
鮮な発見をしながら楽しめた。
記憶の中では、アンソニークイン演じる鬼のように乱暴な男に虐待される薄幸でけ
なげな女、って単純な図式のイメージがあったんだけど、男には情も公平さの部分
もあり、女の方も虐待によって男をきらう、ってことじゃない部分も大きくあり、
なかなか複雑な人間心理を描写してることに改めて気がついた。
愚直なクインをからかう才気のある男のジョークには普段の自分なら無邪気に大笑
いする側のはずなのに、クインに感情移入し、こんなふざけたやなやろーはイテコ
マシチャエ、って感じたもんで、立場が変われば感じ方も変わる、人を傷つける自
分自身の感情のいい加減さも少し自覚したのだった(?)。
しかし、あんな屈強で凶暴な男をからかうなんて、考えようでは勇敢な男だあの才
気あるお調子者は、しかし、身のほど知らずのただの馬鹿か〜、ってことも言える。
や〜人生勉強になるな〜フェリーニ、も。 |